TONE DIVE | 自作エフェクター・ギター研究所

ギター・エフェクターの自作、レビュー等の情報発信ブログ

2016年に僕を震えさせるほど感動させたエフェクターたちをご紹介

   

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本日も”Tone Dive“をご覧いただきありがとうございます。管理人のけーすけ(@effector_guitar)です。

いよいよ2016年も終わっちゃいますね〜今思えば長かったような短かったような・・・思い返して見るとかなり昔に自作したと思っていたものも今年の作品だったりして時代の流れって整理してみないとわからないものですね・・・

2016年はたくさんのエフェクターに出会いました。自分でつくったものも、試奏したものも、買っちゃったものもたくさん。ということで今回はちょっと総集編みたいな感じで、今年出会ったエフェクターで「おおおおお!」って震えたエフェクターをご紹介。

あくまで個人的な感想ですが、うまく伝わるといいなぁ・・・

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2016年に使って感動したエフェクターたち

OKKO 42Boost

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引用:http://allaccess.co.jp/okko/42/

今年はブースターにかなり注目した一年だったと思います。今まではブースターは音を大きくすればいいとだけ思っていたのですが、ぜんぜんそんなことはなかった。

すごく個性があるんですね。マジで知らなかった。

そんな2016年、一年間で一番いいと思ったブースターがOKKOの42 Boostです。こいつは普通のブースターではなくて、ゲインブースターというジャンル。これがまたスゴイんです。

参考:okkoの42 gain boost unitがほしい!市場最大のブースターやで!

単純な話をいうと、倍音だけを綺麗にブーストしてくれるような感じ。これがマジで珍しいんです。基本的にブースターって後段に入れると少し倍音は削られるような印象があるのですが、これを逆にブーストしてしまうんですからすごい。

9VDCで動作するのですが、内部で18Vに昇圧しているので、めちゃくちゃ広いヘッドルームを確保できます。また、42 Boostという名前のとおり、42dBもブーストできます。42dBというと、126倍までブーストできるということ。

そんなにブーストする場面があるかはわかりませんが、可変域が広いのは悪いことではない。

ノブ構成はGain,Bass,Trebleとなっています。Bass,Trebleはパッシブでの動作になっているので、ほぼマックスの状態からいじり始めてもいいかもしれませんね。11~12時あたりから歪みがきいてくるので、単体でオーバードライブとして利用するのもありですね。

 

Vivie Modern Raven

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VivieさんのModern Ravenが結構気に入っています。これはハイゲインディストーションの種類ですね。当時僕はストラトキャスターを使っていた(今もだけど・・)のですが、正直、当時はストラトキャスターとの相性は良くないように感じたんですよね。)

参考:Vivie Modern Raven レビュー!口コミで有名になったハイゲインエフェクターやで!

上の参考記事でも言っていますが、ストラトで使ってゲインを上げると、強く弾いた時に「ジリッ」というノイズが入ってしまうのが気になっていました。

でもそこまでゲインを上げなくても十分なくらいの歪み量があるんですよね、このペダル。なんだかんだ今でも利用しているということは・・それだけやはり音に魅力を感じてしまったのでしょうね・・・

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なかは二枚の基盤が入っています。なんとなく悪い気もしますので、これ以上は開いていません。(保証もなくなっちゃうしね。)

 

音としてはハイゲインディストーションなのにしっかりとエッジの効いた音に感じています。ハイゲインのディストーションって倍音を増幅させまくっているので中音域が少し弱いような印象がありますが、Modern RavenはMiddleノブがめちゃめちゃ色濃く効くのでしっかりと芯のある音を出すことができます。

もちろんMiddleをほぼ0に設定すれば他のハイゲインディストーションのようなドンシャリサウンドを奏でることができます。

個人的にはMiddleノブはデフォルトを0にしてそこからちょうど良いくらいに上げていくのが良いかなぁと思っています。BASSやTREBLEのノブはアンプライクな音の変化をします。可変範囲がめちゃひろい。

だからこそ少し音の設定はちょっと難しいかも。音の幅が広すぎると「もっとMiddleを上げて目立たせるぜ〜」っていって上げると今度はなんか音が硬くなるような感じになり、「だったらゲインを上げてファットにするぜ〜」とするとどんどん音が汚くなっていく・・・笑

再現なく音作りができるからこそ、このペダルは上級者向けなんでしょうね・・・可変域が広すぎて困っちゃうエフェクターなんて初めて。こんなエフェクター他にはないかもよ?使いこなせたら(勝手に)一流認定します!笑

 

ISP DECIMATORⅡ

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Simple Is The Bestなノイズリダクション。これでノイズリダクションは完璧じゃない?というくらいのエフェクターです。

参考:ノイズリダクション最強説、ISPのDECIMATORⅡを買ってレビューしてみます。

これも手放せなくなっちゃったなぁ・・・上の参考記事でもご紹介していますが、最強のノイズリダクションは?と聞かれたらよく名前が挙がるのがこのISPのノイズリダクション。

特徴として完結に言うと、

  1. ノイズの消え方が非常に自然。
  2. 原音に影響を与えずに完璧にノイズを消してくれる。
  3. ツマミが一つで使いやすい。
  4. バイパス音も音やせがない。

と言う感じ。BOSSのノイズサプレッサーなんかも試してみたのですが、結局すこし「サー」という音がでてしまっています。しょうがないのかなぁ・・・と思っていた時に出会ったのがこいつでした。これはもう完全にノイズを消し去ってくれるので本当に重宝しています。特にハイゲインディストーションの後段につけた時に倍音がそのまま残るのも嬉しいところ。

しかもこれ多分トゥルーバイパスじゃないよね?なのに音質の劣化は感じません。まぁバッファードバイパスだからと言って必ず劣化するわけではありませんが。

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シンプル・・・!

結構綺麗な基盤で嬉しい。

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中もこんな感じ。ノブは一つしかないのになんでこんなにICつかってんの?と聞きたくなるくらいすごい手のこんでいる感じ。

そうそう、ノブは一つで、どのくらいの強さの音を除去するのかのみを設定できます。僕が使っているのはだいたい-10dBくらい?挿入する場所に応じてその前後で調整しています。

ギター本来から出るノイズを削除するのにもいいし、エフェクターから出てしまうホワイトノイズを除去するのにも便利です。

 

Leqtique CLHD

僕の大好きなLeqtique(レクティーク)さん。本当に自作しているとレクティークさんの凄さに感動、だってこんなに安い価格でこのクオリティだせるの?と言う感じ。

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その中でもかなり感動したのがこのCLHDです。

参考:Leqtique CLHD レビュー!バッファー、ブースターとしての一つの答えになりうる逸品。

ジャンルとしてはローゲインオーバードライブです。僕はローゲイン系の歪みは好きではなかったのですが、こいつは価値観を変えるくらい良いエフェクターでした。さっきのVivieみたいな大きな変化というわけではないのですが、本当にニュアンスを変化させるエフェクターです。

言うなれば、歪みというより「トランサー(変化させるもの)」として利用するのが良いんじゃない?というくらいすごいエフェクターです。この微妙なニュアンスって変化させるの難しいんです。

「ああ・・・すごく惜しい、あともう少し自分の音に何かが足りない・・」

という時の答えはこのエフェクターにあるかも。

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ノブはこの3つ。

Gain Volumeの他に真ん中についているのがDiffinitionノブというもので、これが音のニュアンスを変更するノブ。ここでICの反応速度を変更しているのだそう。もちろん単体でオーバードライブとして利用するのも良いですが、僕はブースターとしての使い方の方が好き。

特にワウの後にかけると結構面白い変化があります。VOXのワウの後によくつけていたのですが、音痩せがなくなるような感じと、ワウの可変域を変化させることができるようなニュアンスに心を打たれました。

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この大きいコンデンサも男の心をくすぐりませんか??笑

Leqtique 9/9

やっぱりハイゲインディストーションとしてはこいつは外せない・・・

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この一番手前の左のやつです。これもめっちゃ完成されているエフェクターの一つ。ハイゲインディストーションですよね。

参考:Leqtique(レクティーク)の9/9は神コスパエフェクターでした。

本当に神コスパかよ。15,000円程度でこんなにリッチなハイゲインディストーションが得られるとは思っていませんでした。

ちょっとノブが多いので下記で説明をしておきます。

  • Gain:歪みの度合いを調節。クランチなところからハイゲインまで自由に変化
  • Volume:音の大きさを調節。9~10時が原音と同じくらいかな
  • Bottom:音の太さをいじるつまみ。味付け程度にへんかさせる感じかも
  • Treble:高音を調整する小さなつまみ。これが他のエフェクターのToneノブに近いかも
  • Mid Cut:内部に隠されているトリマー。中域のあばれ具合を調整。

こんな感じ

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トリマーは内部に設置されているのがわかります。多分これを自作して再現しようと思ったら15,000円はこえちゃうんだろうなぁ。こんなに有名なのに回路図が出回らないのは、そこまでして手に入れなくても十分本家が安いという理由かもしれませんね。

音については、ザ・ハイゲインディストーションという感じ。音は温かみがある感じは受けるのですが、ハイファイなトーンならではのタイトな感じも受ける。結構好みは分かれるのかな?僕は好きです。

また、18V駆動も可能です。18Vの方が音がはっきりとして納得のいくサウンドができるかも。個人的には18Vで、JCを利用したサウンドが倍音もはっきりとしつつサウンドの芯をしっかりと感じることができるので好きです。ぜひ試してみてくださいね。

 

Walrus Audio Voyager

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今年外せないなぁと思っているのはWalrus Audioのエフェクターですかね。Mayflowerとかもう自作詩まくった気がします。が、僕が感動したのはVoyagerですね。

参考:Walrus AudioのオーバードライブとJan Rayを弾き比べてきたで!

もちろんMayflowerは素晴らしいエフェクターなのですが、Voyagerはすごい。まぁまた違った歪みで好みはあるのでしょうが・・・

僕が弾いたVoyagerはケンタウロスのコピーエフェクターです。コピーエフェクターというと少し印象が悪いのかもしれませんが、ケンタウロスを元にしてアレンジしたエフェクターですね。

コピー品と聞くと、本家には勝てないようなイメージなのですが、このVoyagerはこれで完成しているようなサウンド。ローゲインの時はかなりピッキングへの反応性が高いような感じを受けました。ピッキングの強さでゲインが変化するような感じでしょうか。

ゲインを上げていくとまさにジューシー!

「ジュワッ」というオーバードライブの歪みが刺激してきます。中音が強調されているのに、全く嫌な尖り方ではない。これ、すごいよ!

こういうオーバードライブのサウンドは正直初めてです。機会があったら試してみて欲しい。きっと気にいると思います。

 

Vemuram Jan Ray

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こいつはさすがに買えなかった・・・だから自作しましたよ。ええ・・・本家と比べても全く変化はありませんでした。十分本家に近い音。ローゲイン気味のオーバードライブなのですが、本当に特徴的。倍音がマジで特徴的なエフェクターです。

音としては、1960年代の FenderのブラックフェイスアンプのノブをVolume6,Treble6,Middle3,Bass3の設定にした“Magic 6”という設定を再現したエフェクターということですが、Magic6の本家を僕は弾いたことはないので・・・それとの比較レビューはできないですね・・・

Jan RayのノブはVolume,Treble,Bass,Gainですが、ゲインはクリーンからクランチ・オーバードライブあたりまでしか変化しません。でも不思議とゲインがたかそうな印象を受けます。これは多分独特な倍音ゆえかな。

TrebleをMaxまで上げていくと「キン」という独特の歪みが、でもなぜか耳に痛い音ではないんです。「ポーン」としっかりと高音が出てくるような気持ちの良い歪み。

Bassのノブは上げていくと2~3時あたりから歪みも強くなってきます。ゲインをさらに高くしたい場合はBassも上げて利用するのが良さそう。

ただ一点、こいつは個性が強すぎてあまり他の歪みエフェクターとの相性は良くないです。ブースターとして使うとハウりやすい。なので、少し一匹狼的なエフェクターな感じはあります。

一度は使ってみて欲しい。ぜひ。

 

Friedman BE-OD

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Friedmanから、アンプサウンドを綺麗に再現したエフェクター、BE-ODというエフェクターがでました。これがなかなかすごい。アンプライクなエフェクターでいいなぁ、と思うのって結構珍しいのですが、これはぐっときました。

参考:FRIEDMAN BE-OD レビュー!アンプライクで弾きやすいディストーションでした。

いや本当に弾きやすいんです。ハイゲインのアンプライクサウンドだと「シャー」という倍音・高音の歪みが強調されて粘りっけの少ないサウンドになることが多いのですが、しっかりと粘りっけのあるサウンドの芯をのこしながらもめちゃくちゃ歪ませることができます。

少しノブ構成は特徴的ですね。弾いた感じはEQはBass,Treble,Tightの3つという感じ。Tightノブ特徴的で、ピッキングの反応性をいじるノブなのですが、これが結構サウンドに変化を及ぼしますので、ちょっとなれるまで難しいかも。

Treble,Bassは各域をすこしブーストする感じなので、Bass,Trebleで全体の音を作って、Tightを12時を中心に微調整する感じでサウンドを調整してみてください。

Presノブはそのまま、Presenceノブですね。ハイゲインディストーションではこのPresノブはほとんど常備しておいて欲しいなぁ・・倍音を自由にいじれるかどうかって結構大事ですね。。

 

Goosoniqueworx Kult

最後はGoosoniqueworxのKultですね。

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これ、どうしても欲しくて思い切って購入しました。使ってみるとなるほど、やっぱりいいエフェクターですよ、ええ。

僕エフェクターは結構好きなのですが、ギターの才能は残念ながらありません。が!ちょっと撮影してきました。どうしても音を伝えたかったので・・

こんな感じでいかがでしょうか。ギターが下手くそなのは勘弁してください・・・一発撮りなので。

で、実際に改めて聞いてみると、Kultの音いいですね!!すげーリッチで芯のある音。はじめ弾いた時はVivieの方が良いかな〜と思っていたのですが、いやいや、Kultも負けてないわ。

全体感としてはやはりSeventhHeavenと似ていますね。やはりディスクリート回路のハイゲインディストーションという感じ。ただ、 SeventhHeavenよりも「ジュワッ」という音はしっかりとしているような印象です。

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中はこんな感じ!パーツ多い・・・!これは作るの大変だ。僕は作りたくない。笑

金属皮膜抵抗とカーボン抵抗がそれぞれ使われていますね。なんかこだわりがありそう。コンデンサもAVXらしきものからWIMAの様々なものがあります。これも何か一つ一つで意味があるのでしょうね。

 

ノブ構成はVolume,Presence(feedback),Treble,Middle,Bass,Gainです。PreEQスイッチは本当に微妙な変化ですね。ノブの位置によって効果は違うので、ちょっとこれは実際に試して欲しいです。

Presence(Feedback)ノブについては、下のスイッチを連動しています。Feedback側に倒すとFeedbackをいじるノブに。Presence側に倒すとPresenceノブになります。

あとはEQとGainですね〜

Gainの可変幅はすごく広いです。ディスクリート回路だからか、Gainを低めに設定してもきれいな音を奏でます。ディストーションってGainを低くするとちょっと音が汚くなるエフェクターが多いのですが、このエフェクターはそんなことはない。

その他EQですが、Trebleはベースカットのような動きをします。これは12時あたりがマックスくらいで考えないと音がペラペラになってきます。

Middleが基本のエフェクターのToneノブと同じような効き具合。Bassは味付けという感じでしょうか。Treble,Bassを12時にセットして、まずはMiddleを調節。その後微調節をTreble,Bassでやると気持ちいいサウンドが出せると思います。

音的にはこういう音は本当に好きです。ぜひみなさんも機会があれば試してくださいね!

まとめ:エフェクターってどんどん出て、どんどん進化しますね。

くぁ〜こんなにエフェクター弾いてきたのか・・・なんか長かったような、短かったような。試したエフェクターも多かったような少なかったような・・・

僕なんて、正直まだ全然素人です。というかいつまでも素人からは抜け出せない。そこまで突き詰められないです。お金もないもん。でもね、エフェクターやっぱり好きなんです。いろんな音を聞いて、いろいろ自分なりに突き詰めていきたい。

それがこのブログであって、それが自作なんです。難しい、深いこといっているような感じですが、本当に単純。

好きだからエフェクターは買うし、好きだからブログを書きます。

来年も好きなエフェクターを弾いて、好きにブログを書いていきたいなぁ・・・来年もいろんなエフェクターを知れる年にしたいです。みなさんいつも本当に見てくれてありがとうございます。

更新もできるだけ頑張っていきますね!

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