エフェクターのノイズとACアダプターの関係を実証してみた
先日、Super Fuzzを作り音は最高だったのですがなんかやたら「シー」というホワイトノイズが入る事に気がつきました。何かわからないまま回路をいじくり回していたのですが、どうやら電源部の問題だったみたいで、ACアダプターを変えればノイズは気がつかないほどなくなりました。
ノイズについてやパワーサプライの利用についてはすでにまとめていますね。→パワーサプライとDC分岐ケーブルの違いについて
ちなみに、いつもはパワーサプライで音出しをしていました。custom audio japanのパワーサプライです。
こいつが非常に優秀であった故に、ノイズの原因がこいつだと判明したときはショックでした。まぁ、これはこれでやはり優秀です。その理由は以下の記事でご紹介します。
また、ACアダプターはBOSSのセンターマイナスアダプターを使いました。
今回PSA-100Sを使ったのは、噂によるとPSA-100Pとかだとノイズが出やすいなんて事を聞いた事があるからです。それが100Sでは改善されているそう。悩んだらこいつを買っておきましょう。
エフェクターのノイズとアダプターの関係を調べてみましょう。
今回パワーサプライとACアダプターのノイズ比較に使用するエフェクター
・Landgraff / DOD(Dinamic Overdrive)【自作エフェクター】
はいまずは僕の一番のお気に入り。ランドグラフのDODです。3スイッチが最高ですね。歪みが3種類あって、どれも使える歪みなんですけど全然性質が違うのが非常に面白い。左からTS系の歪み、ダンブル系の歪み、マーシャル系の歪みというようになっていますが、どれもピッキングのレスポンスが良い。
一番歪むのはマーシャル系の時ですが、一番好きな音なのはダンブル系の時かな?
こちらの記事で詳しくまとめていますのでどうぞ→Landgraff DODについて
・Harmida audio / Zendrive【自作エフェクター】
これまた大好きなオーバードライブ。LandgraffのDODとは違った歪み方をしてくれますので、すごく重宝します。ほとんどクリーンの状態からしっかりとしたオーバードライブまでカバーしており、ToneとVoiceの2つのノブがその歪みのレンジで音を自在に変化させます。
ローミッドが出ているエフェクターですが、高域もしっかり出ます。Landgraffよりは歪まないですが、かなりしっかりとしたオーバードライブですね。
こちらの記事で詳しくまとめていますのでどうぞ→Zendriveについて
・Univox / Super Fuzz【自作エフェクター】
こちらはまだ記事にしていませんね。最近自作したエフェクターです。だれでも9mmの滝さんのカオスな音を出せるようになる最強のファズエフェクターです。
こいつを自作して音出ししてみた時にノイズに気がつきました。でもACアダプターを変えたとたんになくなりました。この記事の下の方でご紹介しています。
・Sobbatt / DB-1
こいつだけ自作エフェクターじゃないです。SobbatのDB-1には本当にお世話になっています。いままでで一番使っているかな?ちゃんと、「ディストーション」というかかり方をする珍しいエフェクターです。
ディストーションって名前のエフェクターってこもっていたり出したい領域が出せなかったりしますが、このエフェクターは粒の細かい歪みで一番気持ち良い部分の音を出してくれます。2つノブのあるイコライザーも急激に変化するわけではないのにこのハマった感じは他のエフェクターにもあまりありません。
どっしりとした音なのにノイズが全くない所も最高。
実際にエフェクターのノイズがどう変わるかを確かめてみた
Landgraff DOD→ちょっとだけノイズ変化あり?
ほんの少しだけ。本当に気持ちだけ変化したような気がします。ただ、パワーサプライからACアダプターに変化させたときにほんの少し音やせしたような・・・
でも録音してみると全く変わりませんでした。多分本当に気のせいかも。
でも後日やったときはパワーサプライのときに少しノイズが出ました。もしかしたら少しパワーサプライが古いせいかな>
DB-1・Zendrive→まったく変化なし。
本当に全く変化はありませんでした。
音のシャキシャキ感、ノイズの載り方、全く変化はありませんでした。というか、そもそもこの2つのエフェクターはノイズがなさすぎます。多分ノイズが数倍になっていてもほとんど変わらないと感じるくらいにノイズが少ないですね。
Super Fuzz→めちゃくちゃ変化あり。
先ほどの話とは裏腹に、全然ノイズののり方が違います。
ACアダプターの方はほとんどノイズはありませんでした。VolumeとGainをマックスにしても遠くのほうでほんの少し聞こえるくらい。こんなにカオスなファズなのにノイズレスって最高です。
しかし、パワーサプライでつなげたときは全く使えるものではありませんでした。昔のテレビのゴースト音みたいな「シー」という音が明らかにノイズとして入っています。
しかも、ギターのノイズを増幅したものではなくてエフェクター自身のノイズとして出ちゃっています。
こいつはパワーサプライでは使い物になりませんね・・・
まとめ
やはり、ACアダプターやパワーサプライには相性がありますね。なんかXoticのEP BoosterはBOSSのPSA-100とかでは相性が悪くてノイズが出てしまうというのを聞いた事があります。(PSA-100Sではノイズはないようです。)
でもこれは仕方ないかも。解決法としてはすべてに電池を使うようにすれば解決できるかも知れませんね。
でもそんな事をしていたらきりがないので、僕としてはアイソレート型パワーサプライを推しています。一番有名なのはVooDoo LABのPEDAL POWER 2 PLUSですね。
国内のメーカとなると最近はFree The ToneのPT-3Dなんかも人気が出てきています。
ノイズはエフェクターの永遠の課題なので、それを克服するためにはノイズサプレッサーなどのエフェクターを使うのも手かもしれませんね。→ノイズサプレッサー・ノイズリダクション・ノイズゲートの違いについて
2018年のすばらしい歪みエフェクターランキング
2018年にもなり、エフェクターも多くの新作が発表されていますね。まだまだ試しきれていないエフェクターは多々ありますが、今までで試してみて僕が感動した歪みエフェクターをご紹介しています。
↓↓気になる方はチェックを!