『ド素人のためのオリジナルエフェクター制作』を買ってみたのでレビュー。
一度友人の宅で読んだ事はあるのですが、実際に熟読していなかったエフェクター本、「ド素人のためのオリジナルエフェクター制作」を買ってみたのでレビューします。
まぁ、僕の持っている「サウンドクリエイターのためのエフェクタ制作講座」と比較しながらレビューしていきましょう!
ちなみに今回レビューする本はこちら
ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作【増補改訂版】 (シンコー・ミュージックMOOK)
こいつはかなり初心者向けですね。何てったってド素人のためのなんですから。笑
少し回路の勉強もし始めている僕にとっても良い本なのか実際に確かめてみましょう。
ド素人のためのオリジナルエフェクター制作って実際どうなの?
フルカラーで見やすい!やはり初心者向けか?
さて、実際に本をあけてみました。
おぉ!フルカラーで見やすい!第一印象として、実態配線図がかなりわかりやすく書かれている部分は初心者にとってはすごく大切なポイントかもしれない。
知識編の説明などはかなり惜しいところまで話しています。「ハンダは0.8mm~1mmでヤニ入りのもの」というところまで書いてくれているのですが、どうせなら初心者には共晶ハンダが良いという所まで書いてほしい。
ちなみに僕は初めは下のハンダをおすすめします。
結構前はケスター44などをこだわっていたのですが、これは本当に自作に力を入れるエフェクターの話で、正直そこまで大きく音が変化するような印象は受けませんので・・・
各知識系とかを細かく見たいならやはりサウンドクリエイターのためのエフェクター制作講座の方がおすすめかも知れない・・・
オリジナルエフェクター?コピーエフェクター?どっちを求めるか
本誌の特徴は、オリジナルエフェクター限定しか載せていないという点です。
もちろん、何かのエフェクターの回路をベースに作っているのはあるので完全オリジナルとまでは言いませんが、それでも丸々コピーという訳じゃない。
サウンドクリエイターのためのエフェクター制作講座では、何種類も出ているファズのエフェクターを実際に数種類載せていて、本の中で比較出来るのが優秀。それが出来ないのは少し痛手かなぁ・・・
僕個人としては、コピーを作りまくって良いところを混ぜて新しいエフェクターを作るという部分を目標にしているので、オリジナルエフェクターを始めに作る必要がないし、そもそも実際に出回っている機材を作るわけではないとなると、音がわからないので作りづらいのではないでしょうか?
それでもやはりフルカラーで読みやすいのは強い。
とりあえず下の画像を見てみてください。
みなさん、どっちの方が見やすいですか・・・?
明らかに下の方だと思います。
僕みたいにエフェクター自作をちょいちょいかじっている人にとっては上の本の方が詳しそうで少しテンションがあがるのですが、初心者の方にとってはかなり苦痛なような気がします。
下手したら難しい方を買ってしまって制作意欲をなくしてしまう・・・なんて事にもなりかねないですからね・・・
まとめ
今回は僕の持っている本と比較してしまったので、僕目線で難しい本の方をひいきする形で書いてしまった傾向にあるのですが、『ド素人のためのオリジナルエフェクター制作』は初心者にとってはこれ以上ない本のように思いました。
というのも、上では触れていなかったのですが、ミスプリントが全くないのです。
当たり前のように感じるかも知れませんが、意外にもエフェクター自作初心者用の本ってミスプリントが多いのです。
自作したいレイアウトに一つミスプリントなんかがあって、実際に作って出なかったといっても初心者の方は本を疑わないで永遠に泥沼の中に入ってしまいます。
フルカラーな点やミスプリントがない点だけで初心者にとってはほぼ満点。もっと知りたくなったらサウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座も買ってみてください!
ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作【増補改訂版】 (シンコー・ミュージックMOOK)
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