エフェクターに組み込むコンデンサについて
今回はエフェクターを自作するときに使うコンデンサについて少し解説します。買うべきコンデンサはこちらでぜひ参照してください。
コンデンサの仕組みやなぜ必要なのかもわかりやすく説明するので、初心者からエフェクター自作に慣れている方まで幅広くお使いいただける内容にしています。
コンデンサとは
コンデンサは電気を蓄える部品
表題にも書きましたが、コンデンサは電気を蓄える部品となります。(もちろん、厳密にいうと色々細かい原理はありますが・・・)
コンデンサ個体には電気を蓄えられる容量が決まっており、それをF(ファラッド)という単位で表します。エフェクターで使う容量の範囲はpFやμFの単位でピコなんて滅多に使わない僕にとってはかなり小さな容量に感じますね〜
プラスやマイナスの極性を持つものもありますが、それはおいおい話します。本当は極性のあるものはエフェクターでは使いたくないのですが・・・
コンデンサはエフェクター内のノイズを除去する役割をもつ
もちろんコンデンサには多くの役目がありますが1つの答えとして、コンデンサはエフェクター内部のノイズを除去するという役割を担っているということが言えます。
アダプターを利用されている方はわかるかと思うのですが、9VDCというような記載がありますね。
これは「9Vの直流だよ」という表記なので、供給されている電源には直流が流れています。ただ、どうしてもそこにノイズとして交流電源が混ざってしまう。そのノイズを除去するのがコンデンサの役目の一つです。
GNDとつながっているコンデンサは主にこのようなノイズをアースに逃がすために利用されていることが多いですね。
エフェクター自作において選ぶべきコンデンサとは
コンデンサの選び方
自作エフェクター内で使うコンデンサには主に以下のような種類があります。
- セラミックコンデンサ
- フィルムコンデンサ
- 電解コンデンサ
セラミックコンデンサはこの中で一番安いです。
低容量のものであれば基本的にそこまで問題はありません、というか高周波の性能はセラミックは結構良くて、ノイズを除去するのには優れている部分もあります。
大容量のものにはフィルムコンデンサを利用することが多いです。・・・・が、10μとかの容量の大きいコンデンサをフィルムコンデンサで利用しようとすると価格が・・・・高い。
そこで重宝するのが電解コンデンサ。電解コンデンサは特性自体はあまり良くありませんが、安価で大容量のものが使えます。もちろん一概には言えませんが、一般的に多い選び方は
- 小容量→セラミック
- 中容量→フィルム
- 大容量→電解
というような感じ。まぁあとは音の信号が通る部分にコンデンサがあると音質の変化が起こるので、種類を変えて自分好みにしていくのがおすすめです。
少し詳しい話はこちらでも書いていますのでぜひ!
2018年のすばらしい歪みエフェクターランキング
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