マルチエフェクターを使用するときに気をつけておきたいたった一つのこと。
マルチエフェクターといえば、多彩なエフェクト音を出せるエフェクターで、いまやプロで使っている方もかなり多いです。それほど最近のマルチエフェクターは人気が高くなってきているのですが、使用するのにはあるルールがあります。
初心者の方や、通常マルチエフェクターを利用する方にはあまり気にしない方も多いので、一つポイントとして抑えておきましょう。
マルチエフェクターを利用する時には電源に気をつけるべし!
電流(アンペア)に気をつけよう。
消費電力・電圧・電流など、電気には色々な単位があります。
良く効くのは電圧ではないでしょうか?電圧○Vなどというのは気をつけるでしょう。大抵のエフェクター、マルチエフェクターは9Vで動作しますね。しかし、電流というのは気にしない人が多いです。
今回気にしてほしいのはこの電流のお話。
単純に言うと、マルチエフェクターは消費する電流が大きいのでそれ以上のアダプター・パワーサプライを用意しないといけないということを言いたいのです!
通常のコンパクトエフェクター(アナログエフェクター)に必要な電流は、4mA程度、多くても10~20mA程度ではないでしょうか。なので、例えば以下のアダプターでも動作します。
こいつはセンターマイナス9V DC出力で、200mAなので、20mA程度なら余裕ですね。
では、このアダプターにCAJのハブをつないでみましょう。
これだと最大5つまでエフェクターの電源を供給できます。20mAのエフェクターが5つであれば、合計100mAとなり200mAのアダプターでは余裕です。
ではマルチエフェクターでのお話。マルチエフェクターは、もちろん個体差はありますが、100mA以上は消費します。200mA以上消費するものも多いので、まずその時点で先ほどのACアダプターでは少し危ないかもしれませんね。
ということで、BOSSのGT-100というマルチエフェクターについて見てみました。
そしてこいつのスペックを拝見。
消費電力600mA・・・・ということで先ほどの200mAの電源は諦めましょう。使うならこいつはだめです。下のようなアダプターであれば、2000mAなので使用できそうですね。
これで先ほどのハブを使用して、例えばマルチエフェクター(GT-100)を1つとアナログエフェクターを4つつないだとしてもせいぜい700mA程度にしかならないので、2000mAあれば余裕です。
ただ、先ほどのCAJのハブはあくまでジャンクションボックスのようなもの。分岐ケーブルと機能は変わりません。
これにアナログエフェクターとマルチエフェクター(デジタルエフェクター)を一緒につなぐと、ノイズを拾ってしまうという話しを浴聴きます。
なので、一緒につなぐ場合は独立型パワーサプライというものがおすすめ。
これであれば各出力端子が独立しているのでノイズを拾わなくて済みます。しかし、これでも各端子250mA程度が最大出力なので、先ほどのGT-100の場合は600mA(余裕を持って1000mA)以上の電源、それこそACアダプターでないといけませんね。
まとめ
非常に簡単な話ですが、マルチエフェクターは消費電流が大きいので専用のアダプターを使うか、規格にある消費電力以上のアダプターを利用しなくてはいけません。
なんか回りくどい言い方をしてしまったようなきがしますが、言いたい事はその一つのみ。
消費電力以下のアダプターを使ってしまって事故にでもなってしまったらとんでもないですからね。
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