ハンダ付けの方法
今回はハンダ付けの方法に関して紹介したいと思います。ハンダ付けに関しては初心者の方が最も心配と考えるところですが、初心者にもできるように丁寧にご紹介しています。しっかりと目を通してハンダ付けのコツをマスターしてください。
ハンダ付けの方法について
ハンダ付けの準備
今回使う器具は
- ハンダ
- ハンダごて
- ハンダ置き
この3つ。あと、つける対象としてコネクタを用意しました。はんだ付けの時に必要なものは別の記事で紹介していますので、そちらもご参考に。
固定台としていつもはクリップスタンドをおすすめしていますが、L字のコネクタにハンダ付けをするときにエフェクター(今回はワウペダル)を使うとより安定している気がするので今回はそれを使用しています。
ハンダごてはコンセントにさして2分ほどですぐにあつくなるので扱いには注意してください。ハンダごて置きのスポンジには水をしっかりとしみ込ませてください。
ハンダは今回はφ10ほどの物を使っています。ヤニ入りの共晶半田(スズ60% 鉛40%)を使用しています。
エフェクターやシールド、パッチケーブルを自作するときにもこのようなハンダが最も良いです。
ハンダ付けの方法
ハンダ付け対象の予熱
ハンダ付けは予熱が重要だと思っています。
とくに今回のコネクターのような比較的熱が逃げやすいものですとよくあたたまっていないとハンダがうまく乗らず、ハンダをよけいに加熱してしまってイモハンダの原因になります。
予熱するときのポイントは半田の平たい部分をしっかりとつけることです。先端だけつけてもあたたまりませんので、しっかりとつけてください。目安の時間は5〜7秒です。ただしこれは今回のような大きいものに限った事なので基盤などの場合予熱しすぎるとコンデンサやオペアンプが焼けてしまうので、小さい物は予熱するにしても3秒ほどにしてください。
ハンダ付け実践
さて、ハンダ付けは予熱をしたら間髪を入れずに一気にいくのがポイントです。せっかく予熱をしても熱が逃げてからハンダ付けをしてしまっては予熱をした意味がないです。
予熱したらすぐに下の図のようにハンダをつけます。一気に3秒くらいでつけるのがポイントです。
するとこの通り
ハンダはこんもりと盛り上がっていて、かつ光沢もきれいです。熱しすぎると光沢がなくなり、ハンダもだんだん粘性が増してきます。そうなると接合力が小さくなり、機械の寿命が減ってしまうので時間はかけないようにしましょう。
大事なのは5秒予熱・3秒接合です。
見やすい動画ではないですが、動画でとりました。わかりにくいようであれば見てください。
イモハンダとは
イモハンダとは先ほどのような光沢が過度の加熱によってなくなってしまった状態の事を言います。接合したときに芋のような形になることからイモハンダといいます。イモハンダの特徴は
- 光沢がなくなる
- 粘性が高くなる
- 接合力が弱くなる
などがあります。先ほどの物を15〜20分くらい加熱してみたのが以下の物になります。
やはり光沢がなくなってしまっていますね。これでは使い物にならなくなってしまうのでハンダ吸い取り線で吸い取ってしまいました。
ハンダ吸い取り線は写真のようにハンダの上においた吸い取り線の上からハンダで熱するだけで勝手に吸い取ってくれます。
非常に便利なのでハンダ付けをする方は持っていて損はないと思います。
また、イモハンダになるとハンダ吸い取り線でも吸い取りにくくなるので要注意です。
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