VEROボード(ストリップボード)でのエフェクターの製作手順
最近P to Pとか基盤作りとか結構めんどくさがってしまうのでもっぱらストリップボードでの製作が多くなってきたような気がします。
だって楽なんだもん。笑
今回はそんなストリップボードでのエフェクター製作についてお話します。ストリップボード自体を知らない方もぜひご参考に!
ストリップボードで自由にエフェクターを作ろう!
ストリップボードとはなんぞや?
ストリップボートとはこういうやつ。ユニバーサル基板の進化版のような?ライン上に銅箔が連なっている基板のことを言います。
昔は秋葉原でも買えたんですが、最近は全然見なくなったなぁ・・・僕はいつもギャレットオーディオさんで購入しています。
こいつのいいところは、余計な半田付けが必要ないということ。まぁもともと列状にパターンが配置されているのでそれを用いて少しでも大変な作業を軽減しようってことです。
まぁ、実際に見た方がわかりやすいかもしれませんね。
ストリップボードで自作するエフェクターの手順
まずは基板作成
ストリップボードもいきなり半田付けしていくものじゃないんですね〜まずはそのエフェクターのパターンに合わせて銅箔をカットしたりつなげたりしなくてはなりません。
ということでその手順をご紹介。
今回はToneczarのOpenhausの基板作成した時に同じくして撮影したのでその基板でご紹介。なかなかこれより難解な基板はありませんよ。笑
さて、まずはストリップボードとペン、カッターを用意しましょう。
カッターはアクリルカッターじゃないとうまく切れないので、こちらがおすすめ。
マルチクラフト(MULTI CRAFT) カッターマット ブラック A3 CM-3
念のためカッターシートも買っておくと何かと便利です。
そしてまずは基板をカットです。
ストリップボードのレイアウトには必ず◯◯✖️◯◯のように縦と横の必要穴の表示があります。今回のOpenhausの場合は35✖️24ですね。
それ通りにカットしたらケースに入るかをちゃんとチェックしておきます。ここで入らない時とか最悪です・・・少しはみ出る程度であれば棒ヤスリを用意しておきましょう。
これがあれば少しなら対処できます。かなりオーバーしてしまっている場合はケース変更の必要もありますね・・・
そしたら基板のパターン通りにまずは穴のマーキングをしていきます。白に赤点マークの部分を油性のペンで上のようにマーキング。ここずれないように慎重に!
このマーキングする数もだいたいレイアウト上に記載があります。今回は75cutと書いてありますね。
マーキングしたら基板面のマーキング箇所を削っていきます。
削るのに専用のカッターがあるようですが、僕はいつも電動ドリルを利用しています。
ドリルとこのステップドリルで十分削れるので、わざわざカッターを買う必要はあまりないのかな・・・?
徐々に削って
こんな感じに虫喰い状態になりました。笑
僕は念のため削ったところのパターンがしっかりと削り切れているか確認をします。削り切れていない部分に関しては先ほどご紹介したアクリルカッターで削っていきます。
まぁほとんどないのですが、経験上一度だけ削り切れていなくて音が正常に出ないことがあったので・・・
そしたら必要なすずメッキ線を配線します。これをまずしておかないと結構後悔する羽目になりますので・・・
すずメッキ線はレイアウト上で青のラインで表示されているので、それ通りに配線していきましょう。今回は28junpersと記載されていました。
あとは、皆さんが通常のパターン基板やユニバーサル基板でやっているような手順と同じです。
僕の場合は抵抗・ダイオード→IC・トランジスタ→コンデンサの順番で配線していますが、それはひとそれぞれですね〜
まとめ:Veroボードは結構おすすめです!
Veroボードというのかストリップボードというのか・・・まぁなんにせよ同じもの。エフェクターを自作する上では結構便利な代物です。
自分で基板を構成する際には少し大きくなってしまいがちという難点はあれどやはり制作工程が大幅に減るのがなにより嬉しい。
あまり丁寧な説明ができなくて申し訳ないですが、少しでもわかってくれると嬉しいですね・・・
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