ジミ・ヘンドリックスが愛したファズの名器、BIG MUFFレビュー
ファズといえばBIG MUFFというくらい有名なファズエフェクターを評価・レビューしていきたいと思います。ジミ・ヘンドリックスのあのブーミーな音質を手に入れたい。そんなあなたに最適のエフェクターですよ!
ちなみにBIG MUFFはこちら
→サウンドハウスはこちらあのジミ・ヘンドリックスが使っていたエフェクターということでかなり高いのでは?と思ってしまいますが、意外と手が出しやすい値段ですね。さらに最近ではエレクトロハーモニクスからLittle BIG MUFF という小型のものも出ています。
→サウンドハウスはこちらたしかにこっちの方が持ち運び等の利便性はありますが、なんか、ロマンがないですね・・・もちろん、僕が買ったのはBIG MUFFのオリジナル品なので、この大きさも大好きですね!
ブルースドライバーと比べて3倍近くありますけど、このくらいの大きさがないとですね。笑
Electro Harmonix / BIG MUFF ORIGINAL レビュー
巨大なファズの名器、BIG MUFFの音の評価は?
なかなかファズは評価が難しいのですが、独断でやってみましょう。
歪みの大きさ | ★★★☆☆ |
操作性 | ★★★★☆ |
ノイズの小ささ | ★★☆☆☆ |
音作りの幅 | ★☆☆☆☆ |
価格 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★☆ |
いやこれかなり評価が難しいです。はっきりといいますと、一般的な良いエフェクターではありません。
これはノイズの少なさや音の幅、音抜けなどを総合的に考えたときの判断です。ですが、唯一無二の音が出るという大きな特徴があり、あのジミ・ヘンドリックスの音を再現したいときには必須のエフェクターです。
歪みの感じはファズでもかなり「ぶりぶり」といったような特徴的な歪みです。いろんな曲で弾くには向かないけれども飛び道具的な使い方でいえばかなり優秀かもしれません。
ノイジーでブーミーなサウンド。それは一般的に「悪い」と評価されるかもしれませんが、そこを突き詰めたこのエフェクターは弾いてみると手放すのはもったいなくなりますね。
BIG MUFF ORIGINALのサウンドレビュー
今回もとりあえず音を聞いてみないと話にならないですね。笑
ということで演奏動画を引っ張ってきました。
音の粒がかなり荒いですね。「ブチブチ」という表現も近いかもしれません。
弾いてみても、演奏動画を聞いてみても思うのが、「ツマミをどの位置にしても他とは違う音」ということ。いや、普通のエフェクターはなにかしらDriveを小さくするとTS系にちかづいたような音になるとかありますけど、そんなものはBIG MUFFには通用しません。
あくまで自分の音をつらぬく。その意気込みが感じられますね。
そして一応中身を見てみました。
大きなケースとは打って変わって、結構コンパクトな基板ですね。ケースはこの半分くらいでも大丈夫そうですね。
しかし、エフェクターに使用するケースに寄ってかなり音が変わってくるのも現実としてあるので、あのブーミーなサウンドを作り出す要素の一つとしてケースの大きさが影響しているのは間違いないかと思います。
上は横から撮ってみた画像です。特徴的な部品はなさそうでしたね。トランジスタが・・・4つ?
上のような感じでトランジスタが配置されているようです。なんとか数値を読もうとしたのですが、ほとんど表記が消えかけています。2N5088と書いているように見えたので検索してみたらやはりそうでした。笑
あ、そういえば僕が今回買ったのはUSA版なのでDCジャックがフォンジャックみたいな形式になっています。
これじゃ普通のACアダプターは使えないので、変換ケーブルを購入しました。下のものがおすすめですよ!
各ノブの使用感について
さて、各ノブの使用感です。
まずVolumeですが、少し他の一般的なエフェクターに比べて大きめに設定されているように感じました。しかし、音の大きさの幅は狭めです。
まぁ、そこまで利用するツマミでもないですしね。笑
TONEノブですが、これはかなり変化します。一般的に使いやすいのは2~3時の方向ですかね?それ以上いくと変な高音域がブーストされるような印象。
9~10時くらいの方向にセットしてみたらジミ・ヘンドリックスのようなサウンドに近い音がでるような印象です。
最後にSUSTAINノブですが、これは歪みの大きさを変化させるというよりは、歪みの質感を変えていくというような使い方になります。
最小にしても歪んでますしね。笑
上げるほど音圧が増して輪郭が出る感じです。
使用感総評・まとめ
かなり飛び道具的な使い方をする歪みエフェクターですね。
かなり歪みが強いイメージがありますが、Super Fuzzなんかと比べると暖かみのある歪みの印象。
使いやすいのはTONEノブが2~3時の方向かもしれませんが、実際につかっていくのはTONEノブ9~10時くらいの方向でブリブリいわせながら使うのがイカしてますよ!
→サウンドハウスはこちら2018年のすばらしい歪みエフェクターランキング
2018年にもなり、エフェクターも多くの新作が発表されていますね。まだまだ試しきれていないエフェクターは多々ありますが、今までで試してみて僕が感動した歪みエフェクターをご紹介しています。
↓↓気になる方はチェックを!