ギター・エフェクターの自作、レビュー等の情報発信ブログ

Proco Ratのクローン 自作について【材料やレイアウトもこちら】

 

rat-jisaku

今回はディストーションとして有名なProco Ratの自作(クローン)についてお話します。

本家はこちら。

現行品はこの価格で販売されていますが、今回クローンとして自作するのは昔の型のRATです。この昔の型のRATは結構なプレミアが付いていて、音も今の物よりかなり使いやすいのだとか・・・

材料やレイアウトについても記載していますので、参考にしてください。また、なぜratの自作をするのか気になる方はこの記事を参考にしてみてください。→proco ratを自作するべき理由

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Proco RAT クローン 自作【準備編】

レイアウト・回路図について

今回のRATのレイアウト・回路図に関しましてはTONE PADさんの所から拝借させていただきました。TONE PADさんのサイトはすごく良いのですが言語がすべて英語なので、検索に少し苦労します。こちらに画像を載せさせていただきましたので、参考にしてください。

ratのレイアウト

少し見にくいかとも思うので、後に回路図をおこして貼付けておきますね。

一応補足しておきますが、ダイオードにはD1 D2 D3の3種類がありますが、その中でD3が1N4002です。このPDFには詳しく記載していなかったので、補足しておきます。

レイアウトを参考にさせていただいた所、回路図だけで言えば中級者向けなエフェクターだなと感じました。いままでのsuper hard onのような簡単なものでは無いけどさほど難しくも無いです。Zendriveの自作と同じくらいの難易度かと思います。

材料について

材料は以下のようになっています。

抵抗

  • 47Ω・・・2つ
  • 560Ω・・・1つ
  • 1kΩ・・・2つ
  • 1.5kΩ・・・1つ
  • 10kΩ・・・1つ
  • 100Ω・・・2つ
  • 1MΩ・・・3つ

コンデンサ

  • 30pF・・・1つ
  • 100pF・・・1つ
  • 0.001μF・・・1つ
  • 0.0033μF・・・1つ
  • 0.01μF・・・1つ
  • 0.022μF・・・2つ
  • 1μF・・・2つ
  • 2.2μF・・・1つ
  • 4.7μF・・・2つ
  • 100μF・・・1つ

可変抵抗

  • 100k-A・・・3つ

ダイオード

  • 1N914・・・2つ
  • 1N4002・・・1つ

トランジスタ・オペアンプ

  • 2N5458(トランジスタ)・・・1つ
  • LM308(オペアンプ)・・・1つ

以上になります。

この中で手に入れにくいのは 1N4002  2N5458  LM308の3種類ですね。

まず、1N4002ですが、一応代替として、1N4001でも可能です。というか、1N400○系であれば何でも代用可能。僕はいつも1N4007を使っています。

負荷が50V以内であれば同じような性質を持っているので、音はほとんど変化しません。

2N5458の代替には2SK30ATMがおすすめです。できれば元の2N5458を使う方が好ましいのですが、なかなか手に入らない方もいらっしゃるかとは思うので一応参考までに。

最後のLM308ですが、これは変えちゃいけません!

これを変えると音が大きくかわってしまってratじゃなくなってしまいます。あのRatの独特な音を手に入れたいという方は絶対に入手してください。また、ギャレットオーディオさんで販売しているので、ここでなら購入できるかと思います。

まとめ

ディストーションのエフェクターには様々な個性がありますが、ratほど個性のあるエフェクターはなかなかありません。

逆に言えばこのエフェクターじゃないと出せない音なんてのが存在してしまうので、ぜひとも一台は持っておきたいエフェクターであると思います。ぜひこの機会に自作に挑戦してみてください。

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