Leqtique CLHD レビュー!バッファー、ブースターとしての一つの答えになりうる逸品。
Leqtiqueの比較的新しいモデル、CLHDについてレビュー・評価をしていきます。ジャンルとしてはローゲインオーバードライブですが、バッファーとして、ブースターとして持っているエフェクターの洗潜在能力を引き出すような形が最も使いやすいと感じます。
ちなみにCLHDとはこいつ。
本当にいつもレクティークは良いペダルをだしますね・・・
CLHDという一つの答え。
まずはレビュー・評価をしてみた。
歪みの大きさ | ★★☆☆☆ |
操作性 | ★★★★☆ |
音の解像度 | ★★★★★★★★ |
ノイズの小ささ | ★★★★★ |
音作りの幅 | ★★★★☆(単体では評価できない。) |
価格 | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ |
とりあえず評価をしてみました。
まぁ僕自身、買ったとき使ってみたときは「なんだこれ失敗かも」とか思っていたのですが、それは完全な間違いで、他のエフェクターとつないだときに発揮する実力は計り知れないものがあります。
単体として音作りの幅、歪みの大きさや操作性などでぐっと来るというよりは、なんだろう、音を聴いているとわかるこの不思議な感じ。まずこのエフェクター、
原音に全く影響を与えない音が出せるのです。
これには驚き。例えばTS系とかってGainを下げていくと低音も抜け落ちる感じがしますよね。これがこのエフェクターにはない。おそらくローゲインオーバードライブとしてというよりもバッファーやブースターとしての目的で作られたんだと思います。
単純なオーバードライブだったらこれよりも良いものはある。しかしバッファーやブースターでここまで原音に影響を与えずに操作できて、かつゲインブーストになるモデルは見当たらないですね。
バッファーやブースターとして使うのがおすすめ!
このCLHDではバッファーやブースターとして利用するのがおすすめです。バッファーというのはギターの音をノイズに強い音にします。厳密にはハイインピーダンスからローインピーダンスに変換します。
で、このバッファーというもので有名なのと言えばこれ。
バッファーというのは音を強くするときに少し倍音が増幅するような印象があります。それがいわゆる音の艶と言われたりするんですが、これが欲しくないときもある。
そんなときにCLHDでは、まったく色づけできない音も、GainノブとDefinitionノブを調節することでこの音の艶を表現した音も出す事ができます。
そしてこの特性はブースターとして利用するときにも使えます。全く味付けをなくせばクリーンブースターに、少しゲインをあげればゲインブースターになります。
しかも、ゲインブースターとして使ってもノイズがかなり少ない事が大きなメリットですね。
ゲインブースターは利用すると嫌なノイズを拾ってしまったり、エフェクターに寄っては相性がくなかったりしますが、CLHDに関しては相性の悪いエフェクターは僕の持っている中ではありませんでした。
オーバードライブとして使うのは上級者になってから。
CLHDはオーバードライブとして単体で使うことも出来ます。
ただ、このエフェクターはピッキングの反応性がとんでもなく良いので実力がモロに出てしまいます。もちろん、Definitionノブで多少変化させる事は出来ますが、オーバードライブとして利用するのはやはり上級者向けと言わざるを得ないでしょう。
また、やはり一つでは少し物足りないという印象。というかもったいない。こんなに他のエフェクターの味を存分に引き出すエフェクターが単体で使われるのがもったいないです。
ノブの使い方
CLDHには一般的なGainノブとVolumeノブの他にDefinitionノブというものがあります。
こいつは本当に微妙な違いを表現しているノブで、単純に音だけいえばピークが少し変わるような気がします。右に回すほど中低音域にピークが、左にまわすほど高音域にピークがいくような印象。
だけど、このノブはそれだけではない。ピッキングの反応性や音の解像度、前後につなぐエフェクターのニュアンスの変化などを担っているノブなので、これだけはどうしても実際にいじっていただくことをおすすめします。
一応サウンド動画をのせておきます。
この動画にもあるように、Leqtique CLHDは「後少し」を埋めてくれるエフェクターというのがかなり的を得ています。どんな状況でも対応出来る万能な穴埋めエフェクターですね・・・!
まとめ
僕は実際、このエフェクター、CLHDの完成度の高さにかなり感動しました。
ここまで他のエフェクターを邪魔せずに底上げしてくれるエフェクターはいままで見た事がありません。というか、CLHDのようなエフェクターは見た事がないです。
でもすごい。新しいエフェクターの形ですね。
どのエフェクターボードに入っても活躍する事間違いなし。ぜひこの機会に一度お試しくだされ・・・!
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