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エフェクターの自作に使う抵抗のお話。抵抗の音質を学ぶ。

   

金属皮膜抵抗 1/4W(0.25W) 許容差±1% 5.1Ω~680KΩ 厳選常備用 65種類 各20本(合計1300本) TEC-MR65

みなさんは自作のエフェクターの抵抗にどんなものを使っていますか?そして何を基準に選んでいますか?

抵抗も自作エフェクターの立派なパーツの一つで、音を決める要因の一つである事は間違いありません。

抵抗にももちろん沢山の種類があって、どれを使えば良いか、またどんな場合に使えば良いかなんてわかりませんよね。僕ももちろんすべてを知っている訳ではありませんが、そこのところを詳しく掘り下げてお話をしましょう。

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エフェクター自作に使う抵抗について

エフェクターの自作に使う抵抗は大きく分けて3種類!

エフェクターの自作に使う抵抗は大きく分けて3種類あります。もちろんこれの他にも種類はありますが、あまりエフェクター自作には使いません。

一応一般的に言われている情報なども含めてご紹介していきます。

カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)

こいつが一番一般的。別名で炭素皮膜抵抗とも言います。

他の2種類に比べて価格が安いのが特徴です。

これでかなりお安いのですが、心配なようであればKOAやタクマンといったメーカーが有名です。以下はKOAのもの。

音としては癖のないフラットなイメージです。安いからといって音が悪いわけではありません。むしろ歪み系のエフェクターではかなり優秀と言われます。

一般的には歪みのエフェクターに良く合うと言われています。余談ですが、僕の好きなのはピンク色のタクマンのREXです。

金属皮膜抵抗

別名キンピとも言われるお高めの抵抗。水色の体が特徴です。

こちらも有名なのはKOAとタクマン。

いつとカーボン系の抵抗との決定的な違いは誤差の精度です。

カーボン抵抗は誤差が+-5%以内なので、100kΩを買ったら厳密には95kΩ〜105kΩまでは許容範囲です。(現実に売っている誤差は計ってみるとカーボンでも+-2%以内には収まっている物がほとんどですけどね。)

対して、金属皮膜抵抗は+-1%程度しか誤差がありません。

ただ、ここが音質にしてくるかと言うと微妙な所。

一般的には金属皮膜抵抗はノイズが少ないとか、高音が良く出るとか言われます。結構メタリックな音になるイメージですが、ノイズに関しては少し疑問が残ります。

ノイズについてはこの記事の下で説明するようにします。

カーボンコンポジット抵抗

これはランドグラフのDODに使われている抵抗で有名かも知れませんね。上の二つとは似つかないような抵抗です。

Xiconというのが有名でしたが、最近は入手が難しくなりました。

そこで最近はKamayaというメーカーのカーボンコンポジット抵抗が有名です。Xiconの物よりもローノイズでナチュラルな音なんだとか。

カーボンコンポジット抵抗は暖かみのある音と言われます。なんか金属皮膜抵抗とは正反対のような音のイメージですね。

では、実際に自作するときにどの抵抗を選んでいけばいいの?という話。

上のような説明をしたところで、それがどうなるかと言われればどうにもなりません。というか、ここに来ている人は結局何の抵抗を使えばいいの?って事しか気にしていないんじゃないかな?笑

結論からいうと、

歪み系のエフェクター → カーボン抵抗・カーボンコンポジット抵抗

歪み以外のエフェクター → 金属皮膜抵抗

がおすすめの組み合わせです。

金属皮膜抵抗は歪みにはあまり合わないと言われます。ローノイズでも高音がキンキンするのだそう。

逆にこのローノイズというのと、はっきりした音の出方が歪みエフェクター以外には合っているようです。とくにコンプレッサーには合うようで、keeley 4knob compには金属皮膜抵抗が使われているみたい。

まぁ、正直にいうと、僕はあまり抵抗ではっきりと音が変わるような気はしません。

なので初めて使う場合は一番安いカーボン抵抗を使用してもいいのではないでしょうか?

抵抗の音質について

金属皮膜抵抗がローノイズという変な噂

まず、エフェクターの自作に使う抵抗の噂について、これ良く耳にするんじゃないでしょうか。金属皮膜抵抗がローノイズであるという噂。

これ、半分本当で半分嘘です。

僕個人としてはノイズが減っているかどうかなんてわかりませんが、一応原理的にはカーボン抵抗よりもノイズが少ないのが事実らしい。

ただそれがエフェクターの回路にどのくらい影響があるのかという部分についてはかなり微妙。

もしどうしてもローノイズの方が良いというときには使っても良いかもしれません。高級なものを使ったという感覚だけでエフェクターの音っていうのは変化したように感じるので。笑

自己満足も大事だと思う。

エフェクターのノイズや音質っていうのはなにも抵抗だけで決まる訳ではありません。

そもそもの回路、コンデンサやダイオードなどの部品、ケースの素材などあらゆる要素が絡み合って出来ており、抵抗を5つ高いものに変更したからといってBOSSのBD-2の音がランドグラフの音になる訳がありません。

あくまでニュアンスが本当に微妙に変化する程度だと思って自作してください。

ただ、自作には自己満足って大事だと思います。

ケースやパーツでそれなりに良いものを使用すれば、音に全くといって良いほど変化はなくとも何となく良く聞こえるものです。

そこから「もっと良くして行きたい。」「これをずっと使っていたい」なんて考えていくのが一番良いんじゃないかな?

それも自作エフェクターの大きな魅力の一つである事に間違いはないと思います。

まとめ

なかなか抵抗については説明が難しいので、うまく説明が出来ている気がしません。笑

しかし、かなり奥が深いのは事実。

ただその音の違いを全く感じ取れないことも非常に多いので、まだ抵抗にそこまでこだわりが出ていないのであれば初めは安いカーボン抵抗で作ってしまってかまわないです。

ローノイズとかノイズが多いとか、そー言うのの大部分は回路によるもの。それをどうにかしようと抵抗を変えたところでそれは無駄です。

回路やその他の要因でのノイズや問題等が解決された後で最終手段として抵抗を変えてみるくらいの気持ちで十分でしょう。

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