JHSのプレキシ系オーバードライブ Charlie Brown(チャーリー ブラウン) レビュー!
本日も”Tone Dive“をご覧いただきありがとうございます。管理人のけーすけ(@effector_guitar)です。
今回はまたまたSESSIONさんでエフェクターのレンタルをしました!
気になっていたブランド「JHS Pedals」。ちょうど先日JHSがMODしたBD-2(ブルースドライバー)をレビューしましたが、JHSはMODだけではなくオリジナルのペダルも多く発表しています。
その中でも気になっていたプレキシ系サウンドペダル Charlie Brown(チャーリー ブラウン)をレビューします!
はじめに言っておくと、僕自身にはあまり相性の合わないペダルかも・・・と思いましたので、どの部分がそう思ったのかなども触れておきたいと思います。
Marshall JTM45を受け継いだペダル Charlie Brown
今回のCharlie Brown(チャーリー ブラウン)はMarshall JTM45のサウンドをJHS Pedalsが独自に解釈して作られたオーバードライブです。
Marshallアンプ同様でPresenceノブを搭載しているので、高音域の微妙なニュアンスを変化させることができます。
こちらはオーバードライブペダルですが、マーシャルスタックサウンドを表現するディストーションペダル「Angry Charlie」も発売されています。
というかむしろこっちの方が先に発売されていたペダルのようなのですが、中の回路は全くの別物。サウンドも似ている部分はありますが、別物と考えて良さそうです。
茶色の筐体にクリーム色のノブが素敵。
9V端子はペダルの上部についています。
Charlie Brownの音や操作感など
ノブの数はGain,Volume,Tone,Presenceの4つ。一般的なノブにPresenceが追加されたようなイメージでしょうか。
ToneとPresenceは普通のエフェクターとは違って逆回しになっています。反時計周りに回すほど高音域の抜けがよくなる感じですね。
Gain,Volume,Toneで調整。最後にPresenceで微調整がおすすめ
意外にも音の扱いが難しいように感じました。そもそもPresenceとToneのノブが逆回しなんですもんね・・・
泣き言は言わずにTone,Gain,Volumeでちょうど良い位置を決めて、Presenceで微調節します。Gainの幅は広いですね〜、8時くらいの位置ではほぼ歪みなし、9時くらいから少し歪みだして、13時くらいになるとかなりゲインが上がってきます。(ストラトを使用した感想)
Toneは11時あたりの位置が一番ちょうどいいかな〜、それ以上だとジリジリいうので僕は結構きついかも。このジリジリ感はFulltoneのOCDとか、LeqtiqueのRedemptionistあたりにちょっと似ているような気がしますね。
言葉で表現すると、フライパンで油を熱した時のようなジリジリ感と言いますか・・・
Gainはあげすぎるとファズのような印象に
普段のペダルはストラトキャスターでいじっているのですが、今回のCharlie Brownはハムの方が相性がよさそう。ゲイン幅は結構広いのですが、あげすぎるとファズっぽい感じになるので、率直に言うと好きではないサウンド。
だからと言ってゲインを下げるとなんとなく低音域が物足りない。そもそも僕がクラシックなプレキシサウンドが苦手なのかもしれませんが・・・
この画像のくらいゲインは下げて、ToneとPresenceは上げ目にして、ほんの少しアンプに味付けするくらいが個人的には好き。
ピッキングニュアンスも良く汲み取ってくれて、ギターへのボリュームももろに受ける感じは賞賛に値します。・・・つまりブースターとかバッファーとして使う方が好きかもしれません。
動画も聞いてみましょう。
僕の言葉だけでは分かりづらいので、動画を持ってきました。
この動画は結構近い音が出ていると思います。2:10あたりでゲインをあげているのですが、ちょっとファズっぽくなっているのがわかるでしょうか?
ピッキングのニュアンスやギターボリュームへの反応が結構良いので、手元で微調節はできるのですが、ゲインが高めかき鳴らすようなサウンドは難しいかもしれません。
で、ここまで聞いてハムバッカーの動画も持ってきました。
なにこの音!?ってくらい印象が違います。ハムバッカーの方が音の芯がしっかりとしていて好きかも。
回路の中身をみてみよう!
一通り音を解説したところで、中身もみてみましょう!
じゃん!・・・テンション上がりません・・・!!!?
基本的に抵抗は金属皮膜抵抗なんですね。コンデンサは・・・これはR82かな?
オーバードライブって結構簡単な回路を想像してしまうのですが、Charlie Brownはパーツの数も多いですね。
BS170のMOSFETを4つも利用したディスクリート回路で構成されていますね。そりゃパーツも多いわ・・・
そういえばゲインをMAXにしてもノイズがかなり少ないように感じましたね。これもディスクリート回路の賜物でしょうか。
まとめ:ストラトでは低めのゲインがおすすめ
僕はストラトでコードをじゃんじゃかき鳴らしたいタイプの人間なので、そう言う人には少し難しいペダルかもしれません。
アルペジオや指弾きで弾く時には、そのニュアンスも汲み取ってくれるペダルなので相性はいいかもしれません。
ハムバッカーだとかなりゲイン量をかせげそうな感じでしょうね〜、ハムバッカーで試してみたかったな〜
ちなみに今回お借りしたのは通常のJHS PedalsのCharlie Brownですが、現在ではバージョンアップしたV4のモデルも発売されています。
EQがTREBLE,MIDDLE,BASSの3バンドになっているので、ゲインをあげた時の「ジリジリ感」を調節するのにすごく良さそうですね〜、こちらも試してみたいな〜
ここ
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