BOSS BD-2をkeeley MOD に改造しよう!【その2】
さて、先日公開した改造の第二弾ですね。今回もBOSSのBD-2(Blues Driver)をkeeleyのMODに改造していきます。はじめは第二弾で終わらせようと思っていたのですが、シルバーマイカコンデンサとスイッチを買い忘れたのでその3まで続きそうです・・・
ちなみに前回の記事はこちら→BOSS BD-2をkeeley MOD に改造しよう!【その1】
長くなってしまってすみません・・・・
まぁ、気を取りなおして改造していきましょう!
BOSSのBD-2をkeeleyのMODに改造していくで!
今回のBD-2の改造内容
今回の改造は以下の3つになります。
- C1,C6,C7,C12,C13,C15の電解コンデンサーは10μFの無極性電解コンデンサに変更。(オーディオグレードなのでMUSEに変更かな?)
- C14(0.047μF)を0.1μFのコンデンサに変更。低音の出が良くなります。
- TONEの可変抵抗の部分のC100の値を0.033μFに変更。
まぁ、とにかくあの下品な高音域の雑音をなくせれば満足なんですけどね。
前回の改造では、クリッピングダイオードを変更しましたね。そしたら少し温かみのある、けれどもエッジのきいたサウンドになりました。これでもかなり変わりましたね。
しかし、まだ下品な高音が耳ざわりです。
これではまだまだ使えるエフェクターだとは断言できないので、どんどんMOD(改造)していきましょう。
C14(0.047μF)を0.1μFのコンデンサに変更しよう
さて、BD-2の改造も中盤にさしかかりました。低音の出が良くなるという改造のために、C14を0.1μFのコンデンサに変更してみましょう。
C14はここにあります。
473Jと書いてあります。そういえば読み方を説明していなかったですね。
473というのは、47×10^3pF(0.047μF)という読み方をします。222とかだったら22×10^2pF(0.0022μF)みたいです。
あんまりpF(ピコファラッド)は使わないので、なかなか考え方が浸透しないですね・・・ちなみに最後についているJというのは誤差を表しています。Jだと5%程度の誤差という意味です。
Kが約10%誤差なので、K以下のものであればあまり気にする必要はありません。
さて、これを外して0.1μF(104)のコンデンサをつけましょう。
あ、ちなみに最近逆作用のピンセットを購入しました。通常のものではなく、離したらつかんでくれるタイプのピンセットです。僕はアマゾンプライム会員になっているので朝頼んだら夕方に来ました。笑
初めは使いやすさがわからないかもしれないですが、使ってみるとこのすごさがわかります。さぁ!取り付けたら音を聴いてみましょう!
・・・・お、低音がかなり出ます。
元のブルースドライバーの感じはだいぶ薄くなった印象ですね。音圧が増して、低音が良く出るようになりました。でも・・・少しこもった感じがします。
うーん、これじゃ使えないですね。高音域の汚さはだいぶとれてきたけど、低音が出過ぎているような感じがします。まぁ、次の改造にいってみましょう。
TONEノブの部分のコンデンサ(C100)を0.033μFに変更
こっちのは明らかにTONEに影響してきそうなやつですね笑
もとの定数なんだっけ・・・?たぶん183(0.018μF)だった気がします。間違ってたらごめんなさい。
まぁ、したの画像の部分なのでわかりやすいですね。
こいつを0.033μFに変更します。
ここでは0.033μFに変更するのみですが、次回の変更ではこれをスイッチで0.068μFと切り替えられるようにします。
このスイッチの部分がいわゆるファットモードと言われていて、keeley MODの特徴と言える部分になります。数値を大きくしていくと低音が多くなる(厳密には高域が削られる?)という考え方で問題ないと思います。
では、変更した後の音はいかに!・・・うん、ミドルが出てきました!これは使える音だと思います。
しっかりとミドルがでるようになって音の輪郭が出てくるようになりましたね。ストラトを使っていても全然いやな歪み方じゃないです。
全体的な音の濁りはまだありますけど、初めから比べるとぐっと使いやすいエフェクターに感じます。
10μFの電解コンデンサを無極性電解コンデンサに変更
今回の最後は電解コンデンサを無極性に変更して行きます。どんな効果があるんでしょうか?
さっきまでの改造は実際の数値をいじっていたので音が変わるのはわかるのですが、ここを無極性にしたところで変わるのか・・・まぁ、無極性電解コンデンサってオーディオグレードと言われているので、その影響かもしれませんね。(オーディオグレードのコンデンサは周波数が広く出せると聞いた事があります。)
今回使ったのはニチコンの緑の電解コンデンサです。さて、今回変更するのは以下の画像の部分。
10μFの電解コンデンサが6つありますので、取り替えていきます。
今回かえるのは無極性コンデンサなので向きは気にしなくて大丈夫です。万が一普通の電解コンデンサに戻したいと思っても大丈夫。マイナスの端子の方は白い○で囲まれています。
これは基板を見ればわかるので、実際にやってみてください。
さぁ、取り替えた後の画像がこちら
うわ緑!でもかっこいいなぁ・・いや、実際はかっこいいとかどうでも良くて、音がどうなのかですよ!
・・・うん、音がすっきりしたような気がします。特にミドルとローの部分の歪みの荒れがなくなった感じです。いや悪い意味ではなく良い意味ですっきりしています。あぁ、これは使えるエフェクターになってきたな・・・!
まとめ
BOSS BD-2の面影はだんだん薄れてきましたね。今回の改造でエフェクターのキャラクターはかなり変わってきたと思います。
しかし、高域の荒れはまだ少し気になりますね・・・・
次回の改造はファットモードの実装と、セラミックコンデンサをシルバーマイカコンデンサに変更する改造をもくろんでいます。セラミックコンデンサは高音域が荒れやすいというお話を良く聞くので、次回の改造で治ったらかなり嬉しいですね!
次回が完結編です!最後はセラミックコンデンサをシルバーマイカに変更してスイッチをつけましょう!
BOSS BD-2をkeeley MOD に改造しよう!【その3:完成編】2018年のすばらしい歪みエフェクターランキング
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