Riotでパーツ比較。パーツを変えてみてエフェクターはどう変わる?
今回は良い記事!自分で言うのもなんなんですけど。
念願のパーツ比較をやってみます。今回はRiotの制作依頼を受けたんですが、せっかくなので自分の持っているRiotとのパーツ比較をしてみます。
ちなむと、通常グレードのパーツとオーディオグレードのパーツのものでの比較なので、決して悪いパーツを使っているというわけではありません。
さらにちなみに結果としては結構音の違いはでました。 おそらく自作ッカーの人たちにはかなり気になる部分だと思うので、少し詳しく書いていきます。
SuhrのRiotの中身のパーツを変えて音質を比較してみた
今回のルール
今回のルールとして、定数は変更していません。また、可変抵抗 (メーカーは違うけど)・ダイオード・IC・トランジスタは変更していません。
これは以前1N4148を1N914で代用したときに音がこもる印象(柔らかくなる印象)を受けたからです。
ここを変えてしまうと単純なパーツのグレードでの比較が出来なくなってしまうので、ここは変えないように決めました。
2種類のRiotについて
通常グレードのパーツでのRiotはこちら。
あ、こちらも別に安いパーツを使っているわけではありません。もう一方のほうが高いパーツを使って自作してみたというだけ。
電解コンデンサにはNichiconのMUSEかFGを使っていますし、セラミックは利用せずに積層セラミックをつかっています。
そしてオーディオグレードのRiotがこちら。
少しLeqtiqueを意識して自作してみました。抵抗にはPRPの赤色の抵抗を用意。
ちなみにLeqtiqueの中身をもう一度確認してみましょう。
赤い!LEDも赤いのでさらに赤色に見えてしまいますね。
で、レクティークの場合はたまにカーボンコンポジット抵抗がはさんであります。
これは、カーボンコンポジット抵抗の方が少しだけ、ほんの少しだけ歪みがスムーズなんだそうです。・・・・まぁしかし、抵抗でどこまで変化するかというのは実は微妙なところで、やはりコンデンサの影響が顕著にでてくるのだとおもいます。
とりあえずSuhr Riotで音質を比較してみた。
10WのVOXのアンプで試した結果:変化なし
まずは安いアンプから。
10Wの安ーいアンプで試して見ました。結果は・・・全く変化無しwww
ちょっと変わった?変わってない?その程度の差でした。
どちらもRIOTの良い音は出ている・・・複雑な気持ちです・・・
いやRIOTの良い音が出ているのはすごくいい。嬉しい。しかし・・・変化ないなら安くていいじゃんという理論。マジでそう思いました。
15WのFenderのアンプで試した結果:変化あり!
少しショックをうけつつ、Fenderのアンプで試してみました。この15wアンプ。
15Wでセレッションスピーカーというなんか良いスピーカーを使っているみたい。そのへんのアンプよりよっぽどいいです。笑
もう廃盤となっています・・・新しい世代のがこの20Wのやつですね。
で、肝心の音は・・・・変わる!!!
結構大きく違いがでました。ニュアンスが違うという感じですね。通常グレードパーツの方が少し高音が荒れていて、全体的に分離感が薄いです。
オーディオグレードのパーツの方が音の分離感とか、しっかりとしている印象ですね。ちなみに拙い拙い動画を撮ってみたのでぜひ参考までに。編集も出来ていないですが。
スタジオのMarshallのでかいアンプでためした結果→大きく変化あり。
最後は試しにスタジオにあるマーシャルの大きなアンプで試してみました。
結果としてはかなり大幅な変化あり!!!
サウンドの本質自体に変化はありません。もちろんどちらもRIOTの音。
しかし、通常グレードの方は少々ハイがヒステリック?な感じがしました。若干荒れている感じ?単体で利用すると変な感じはしませんが、オーディオグレードの方と比較するとローミッドあたりの音が全く違う。
通常グレードの方はオーディオグレードと比較するとローミッドあたりがぽろっと抜け落ちている感じがします。
やはり大音量だと大きく変化するんだなぁ・・・
まとめ
やっぱりパーツで音は変化しました!今回はディストーションであるRIOTで試したので、変化がより顕著にでたような気がします。
もちろん、他のどんなエフェクターでもこんなに大きく変化がでるというわけではないと思います。多分ローゲインのエフェクターであれば変化は出にくいんじゃないかな?
ただ・・・・正直こんなに変化するとは思っていなかったが本音としてあります。
大きいアンプでは定数一つ変えてみたくらいの変化があった気がするなぁ。
・・・あ、補足ですが、僕は今回のRIOTでいうとオーディオグレードパーツの方がミドルが出ていて好きなエフェクトでしたが、多分通常グレードのパーツの方が良いという人もいると思います。
何を良しとするかはその人次第なので、あえてグレードを下げてみるというのも一つの手ですよ!
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