伝説を再現!?ケンタウロス系エフェクターのおすすめご紹介!
みなさん、ケンタウロスってエフェクター知っていますか?KLONからでていた伝説的エフェクター・オーバードライブのあいつです。
BUMP OF CHICKENのギタリストがお二人とも使っていらっしゃることでも有名かもしれませんね。よし、買おう!と思ってネットを覗いてみました。
まてまてまてまて、高すぎ!!!
ということで買う事を断念していたのですが、なにやら各メーカーからのコピー品は多く出回っているみたい。それぞれに多少なりとも特徴はあるみたいなので、少し調べてみました。
KLON ケンタウロス系エフェクター最強はどいつだ!?
No1 Electric Hermonix Soul Food
かの有名なElectro Hermonixからもケンタウロス系のエフェクターが出ています。その名もSoul Food
こいつの最大の特徴は安さ。
多分、ケンタウロス系エフェクターでは一番安いんじゃないでしょうか?また、安いながらもかなり評判は良いです。
少しケンタウロスよりもハイがでる印象があるので、そこは調節してあげなくてはなりません。しかし、ケンタウロスのようにアンプのゲインブーストとして利用する方法、クランチトーンで利用する方法、あんまり使わないかも知れませんが、単純なバッファーとして利用する方法もすべて網羅しています。
ちなみにバッファードバイパスとトゥルーバイパスは内部にあるスイッチで切り替えができるような仕組みになっています。
一応音の比較動画があったので見てみましょう。
ノブの位置をどこに変えてもほとんど変化無しですね。笑
音に関しては、Soul Foodの方がケンタウロスよりも良いと感じている人もかなりいらっしゃるみたいで、30倍の値段がするケンタウロスからしてみればたまらないですね。笑
ちなみにこのSoul FoodではBass版も販売されています。もう全然コピー品の領域からは外れていますね。笑
ギターで弾いてみた動画を発見したので、のせておきます。
通常のSoul Foodよりも少し音の幅は広がっているんじゃないでしょうか?邪悪な音までいろんな音づくりができていますね。
コピー品を作ったと思えばさらに上いっちゃうんだから、エレハモはすごい。
No2 KLON KTR
先にこっちを紹介するべきだったかな?
こちらはKLON CENTAURの正当後継機です。
やっぱり正当後継機だけあって、音はほとんど同じですね。ケンタウロスよりも少しだけハイファイになっているような印象も受けます。
ただ、やっぱり高い・・・値段として5万円だったらSoul Foodの方が買いかな?と思ってそっちを初めにご紹介しました。
ということで音質比較いってみましょう。
音は本当にそっくりですね。ほとんどそっくりそのままコピー(というかKLONが作っているのでオリジナルだけど)という感じの印象をうけます。
本家との大きな違いはトゥルーバイパスとバッファードバイパスの切り替えスイッチですね。
Soul Foodとはちがって内部ではなく外側に配置されています。こっちの方がたしかにいじりやすい。
No3 ARC EFFECTS ( アークエフェクツ ) / KLONE V3
これもまた有名。KLONのコピー品としては確固たる地位を築いています。というか、名前もそのまんま!
潔く崇拝していることがわかります。
こいつは結構改良されています。
こっちの方がレンジが広くて、ザクザクキザめます。また、本家よりもノイズは少ない模様。すごい・・・
何と言っても改良点はファットスイッチ。これによってさらにローミッドをブーストしたソロ向けの音が出せるようになりました。
コピー品の中では文句無しの一級品。
こいつはトゥルーバイパスではなくバファードバイパスを採用していますが、それもまた良いところだと思います。潔い。
先ほどご紹介したKTRを買うくらいなら少し安くてさらに改良が施されているこのKLONE V3を買った方が良いかもしれませんね。
No4 トーンベーカリー クリームブリュレ
最後はこいつ。もうほとんど完璧にコピー品という感じです。
バッファードバイパスを採用していて、Soul Foodのように本家よりも少し荒々しいようなサウンドにはならず。
もう本当に「ケンタウロスの完コピ」というにふさわしいモデルです。
特筆すべきは値段。Soul Foodがかなり安いことは否めませんが、完全コピー品を1.8万円で代えるというのはなかなか嬉しい。
本当にあの音じゃないとだめ!という方には非常におすすめなペダルです。
KLON Centaurは何が良いのか。
回路の観点からみたケンタウロスの良さ
ケンタウロスはなんで伝説的オーバードライブと言えるのでしょうか。まぁ、正直音の出方なんてエフェクターによって様々なので、単純に音が良いという意見はなりたたないですよね。
僕個人的には、回路の構成が伝説と言われるゆえんの一つだと思っています。
というのも、かなりこだわって作られている回路なのです。
まず、このエフェクターは内部で昇圧しています。先日も昇圧回路をご紹介しましたね。
昇圧回路を作ってみた!自作エフェクターの醍醐味といえばこれ。【昇圧回路とはなんぞや編】
昇圧回路というのはどういうものかというのを軽くおさらいしておくと、
言葉をそのまま、内部で電圧を上げる回路のことです。
内部で電圧を上げると何がメリットなのでしょうか。まぁ単純な話、電圧という電気のパワーが強く加わるので、いろんな力が出せるようになります。
じゃあもっと昇圧して50Vではどうなの?となるわけですが、まぁ、18Vくらいがちょうど良いパフォーマンスをしてくれるということで覚えておきましょう。
しかし、昇圧回路って実はいいところだけではないんですよね。特にオーバードライブでかけてしまうと、歪みが弱くなってしまったりします。そんなデメリットも考慮して、ケンタウロスでは歪みの部分には9V電圧を使ってその他バッファー回路などに18Vを使っています。
この方法が昔ではかなり画期的だったんでしょうね。簡単な方法だけどなかなか考えつかなかった。そんなところから現れた特徴的な音が伝説のオーバードライブと言われるゆえんの一つとなっていることは間違いないと思います。
その高い値段も知名度に拍車をかけたのではないかと思う。
KLON ケンタウロスが発売されたのは1994年。つまり僕の生まれた2年後です。
その時代にはエフェクターというのは2万円もいくと高級というイメージだったようです。ちなみに今でも僕は2万円のエフェクターななかなか手が出しにくいような印象がありますが、Shigemoriなんかは5万越えたりもしますし・・・
いまでは2万円は相場かそれより少し高いかもくらいな印象です。
しかし、ケンタウロスはその時代にも関わらず7万で売られていました。
まさかの7万円!?
高級なエフェクターが3つもか得る値段ですから、そのときのエフェクターマニアの目ん玉は軒並み飛び出したはず。
これは買えない・・・と思いますが、それにも関わらずプロが使うわけですよね?そりゃプレミアつくのもわかります。
だって僕もB’zの松本さんがつかっててかっこ良く弾いてたら買っちゃうもん。
それに本当に松本さんは持っているみたいですしね。笑
まとめ
誤解しちゃいけないのは、ケンタウロスは確実に良いエフェクターだということ。
プレミアがついた理由も説明しましたが、いくら高かったとしても、いくらプロが使ったとしても今ケンタウロスが出している音が泣ければやはりここまでプレミアは付かなかったでしょう。
そりゃ高くて、とてもじゃないけど僕には代える値段じゃないです。ましてや30万円なんて。
しかし、その値段でも買う人がいる。そこにはしっかりとした音の裏付けが間違いなくあるのだと思います。
本物を買えない方は今回ご紹介したようなエフェクターはかなりおすすめなのでぜひお試しください!
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