fatboost 自作に関して(準備編)
最近ブースターを作っていないなぁ・・・ということで重大なことに気がつきました。
名機であるFat Boostを自作していない・・・!
これは・・・ということで、Fat Boostを自作することを決めました。
Fat Boostには何パターンもバージョンがあるみたいですね。今回自作するのは通常のものを想定していますが、他のバージョンの改造もご紹介して行ければと思います。
Fat Boostとは
Fat Boostとは、Fulltoneというブランドから出ているクリーンブースターです。もう廃盤かと思っていたのですが、Amazonではまだ売っていました。
並行輸入品ですが、そこそこの値段しますね。笑
このFulltoneのFat Boostですが、通称「最強の2石ブースター」と言われています。
2石ってなんだろ。と思ったったんですが、トランジスタが2つという意味みたいですね。
トランジスタ2つで出来ているブースターということです。
音色について
音色については同じクリーンブースターのSuper Hard Onと比較したほうが良いかなと思ったのですが、比較の動画はなかったので後ほど自分でやってみます。
一応、以下がFat Boost3の動画ですね。
ブーストを大きくすると少し歪むところもSuper Hard Onと似ている部分かと思います。
ただ、歪み方に関しては、Super Hard Onがなんとなくファズっぽい感じなのに対してFat Boostはオーバードライブ・クランチよりな印象。ジャキジャキしてます。
また、Super Hard Onとの大きな違いはそのノイズの少なさです。
音だけ考えればFat Boostが融通効くというのもありますが、ほとんど同じ。ところがノイズに関しては少しFatBoostの方が秀でています。
Super Hard Onってかなり良いエフェクターなのですが、欠点がそのノイズ。
ポップノイズとかも、結構気になるんですよね。
なので自作初心者とかがハンダ付けをミスっていると結構ポップノイズが大きく聞こえてしまう事もしばしば。ACアダプター不安定なものを使うとすぐにノイズはいっちゃいますしね。
それに対してやはり名機と言われるだけあります。
初心者でもできる Fat Boost 自作に関して【準備】
まずはレイアウトをみてみましょう。
まずはレイアウトを見てみましょう。今回はここのレイアウトを参考にしました。→FatBoostのレイアウト
初期モデルのレイアウトみたいです。なんか他のレイアウトも探したのですが、何パターンかあって、少しずつ違ったので一番精度の良さそうなものをチョイスしました。
ちなみにこのレイアウトはラグ板を利用しています。
したのレイアウトではストリップボードを使っていますね。
ストリップボードって海外では結構ポピュラーみたいですね。ギャレットオーディオさんに売っていました。
Fat Boostの部品一覧
かなり部品数も少ないですが、ご紹介します!
ケースやジャック等は含めていないので、あくまで基板上のパーツということをご理解ください!
抵抗
- 1M 3つ
- 1K 1つ
コンデンサ
- 10p 1つ
- 220n(0.22μ) 1つ
- 47n(0.047μ) 1つ
- 電解 3.3μ 1つ
その他
- ダイオード 1N4007など 1つ
- トランジスタ 2N5457
- 可変抵抗 100KA
- 可変抵抗 100KB
- 可変抵抗 500KB
こんな感じでしょうか。かなり部品数は少ないですね。笑
抵抗とかも特殊な数値がないので、今回は買い足す必要がないかもしれません。
強いて言えば注意点はトランジスタですかね?
トランジスタは今回は2N5457を使いますが、2SK30も利用出来ます。
でも、2N5457とは足の順番が違うので注意しなくてはならないかも。音の比較もいずれしてみたいですね。
まとめ
なんか初期モデルって憧れますよね。笑
ちょうど初期のモデルのレイアウトを発見したのでラッキーと思いました。笑
それにしても、こんなに部品数少なくてもToneとGainをいじれるんだからすごいですよね。
回路の研究をするのであればここから始めた方が良さそう。
そのうちSuper Hard Onとの回路図比較とかもやって行きたいと思いますね!
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