2スイッチ並列スイッチャー、White Loopを自作してみた。
今回ご依頼で One Controlのスイッチャー、White Loopの自作をしてほしいという依頼をいただきました。調べてみると、機能としては2スイッチの並列スイッチャーだったので意外に簡単。
ちなみに本家はDC-inが一つとDC-outが2つ付いています。今回のご依頼ではDC-outはいらないというご要望だったのでDC-inのみ設置して対応しました。
2スイッチ並列スイッチャー、White Loopの自作について
White Loopの仕様について。
今回はWhite Loopの完全なクローン品というわけではないのですが、機能としては同じなので、まず仕様についてご紹介します。
White Loopはまずこいつですね。
こいつにはスイッチが2つ付いていて、右のスイッチがバイパス。左が切り替えスイッチとなります。
One Controlの同じような製品でBlack Loopというものがありますが、これは個別に切り替えが出来るスイッチャーですね。僕も別の記事で3ループのものですがご紹介しています。
ワンタッチでエフェクターを切り替える場合は今回のWhite Loopでないと難しいという事がわかりますね。
早速自作していく。【レイアウトご紹介】
今回自作するスイッチャーのレイアウトをさっと書いてみました。
今回は4PDTスイッチを利用しましたが、3PDTスイッチでも代用する事はできます。ただ、僕としてはINPUTがつながっていないときにアースに落ちていないので少し気になりそうなのでやめました。
・・・まぁあまり関係はないかもしれませんが・・・
White loopの材料のご紹介
さて、今回は基板上のものだけではなくてケースも含めてご紹介していきます。
材料一覧
- ケース HAMMOND 1590B
- 配線材(今回は単線を使いました。)
- 3PDTスイッチ 1つ
- 4PDTスイッチ 1つ
- ステレオジャック 1つ(開放型がおすすめ)
- モノラルジャック 5つ(開放型が1つとボックス型が4つがおすすめ)
- DCジャック 3つ(小さいものがおすすめ)
- LED 2つ(好きな色で大丈夫です。)
こんな感じです。3,000円くらいあったら全部買えるかな?という感じですね。
ケースはHAMMOND1590Bを利用しました。
本家はこのサイズですので今回はそれを再現しましたが、結構中はきつめ。危ない方はもう一回り大きいものを買っても良いかと思います。1590BBサイズがおすすめ。
スイッチはいつものやつですね。
さて、ジャックについてですが、僕は先日こんな記事を書きました。
と、ここではBOX型のジャックをおすすめしているのですが、今回のWhite Loopのケースのサイズの場合は大きさ的に難しい部分があります。
BOX型は縦に長く、開放型は横に長くなってしまうので、開放型はINPUT,OUTPUTに、ボックス型はSEND,RETURNに使うのがおすすめです。
開放型のジャックはこちら
BOX型のジャックはこちらでどうぞ!
自作したWhite Loopを見てみる。
さて、自作したWhiteLoopをご紹介しましょう。
まずは外観ですね。もう一つ、違う角度から。
今回はDC OUTは付けなかったので、右上にDC INを付けました。
中身はこんな感じ。結構配線が交差してしまうので、配線は単線にして短くなるよう工夫しました。そのおかげかはわかりませんがノイズは全くなし。
ポップノイズも全くありませんでした。
右のループを使っている時は右のLEDが。
左のスイッチを押すと切り替わって左のLEDが点灯します。
機能はばっちりですね!
まとめ
2ループの並列スイッチャーを今回は自作しました。
個別にON OFFだとエフェクターのON OFFは出来ても一つをON、一つをOFFに同時に切り替える事が出来ないので、このような機能が必要になっています。
初心者の方でもノイズに注意すれば簡単に出来るのでぜひ自作してみてください!
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