ギター・エフェクターの自作、レビュー等の情報発信ブログ

自作KLON CENTAURについて【レイアウト・材料もこちら】

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とか伝説的エフェクター、オーバードライブのKLON Centaur(ケンタウロス)の自作について、そういえばこのブログでは語っていなかったようなので、ご紹介しておきます。

1994年に発売された伝説的エフェクター。あの当時で7万円もしたそうです・・

一応正当後継機がKLONから発売されています。

こいつはバッファードバイパスとトゥルーバイパスを切り替えられるようになったケンタウロスで、KLONから出されている正当後継機ですね。

ちなみにKTRという名前ですが、読むと「けーてぃーあーる」となりますよね・・・何となく「けんたうろす」に似てません?狙ったのかな?

でもやはり高い・・・5万円・・・

一応メーカーから販売されているケンタウロスのコピーモデルはこちらの記事でご紹介しています。

伝説を再現!?ケンタウロス系エフェクターのおすすめご紹介!

とはいったものの、やはり自分で作りたくない?

ということで自作のご紹介をしていきます!

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KLON CENTAUR(ケンタウルス)の自作について

KLON CENTAURの回路図について

回路図、レイアウトをともにHomemadeFXさんのところからいただいてきます。笑

いつもお世話になっています・・・感謝をここで述べさせていただきます。

ということで回路図はこちら→ケンタウロスの回路図

Free Stomp Boxのやつやないかい!

なんかいつもリンクを持ってきてしまっているのを申し訳ないという気持ちがあったのですが、少し気分がはれました。笑

 

さて、回路図を見ますが・・・・難しい!

電源部でかなりいじくっています。

電源部でTC7660CPAという見慣れないチャージポンプICを使っています。僕のいままで使っていたのはMAX1044とかTL1054CPとかだったので、何が違うのかはわかりません。笑

一応データシートを確認しましたが、おそらく使い方は同じ。なので置き換えはできそうですね。

まぁ、そんなことは気にせずにここで昇圧している事がわかればいいかな?

 

で、回路図の電源部をみてみると、V2は昇圧されたあとの電圧。つまり18V付近の電圧なんでしょうね。V+は9Vで、Vbはバイアスかな?なので4.5V

あとV-というのはマイナス電圧かな?多分-9V。

まだまだ回路勉強中なのでこれがどう生かされてくるかはあまり理解出来ていません・・・

 

ただ、ケンタウロスの特徴は、歪みの部分には昇圧の電圧を使っていないというところ。たしかに見てみると、歪みを作っていると思われるクリッッピングの部分には9V電圧のみで18Vは使われていません。

バッファとかに18Vを使うと音に艶が出るのは知られていますが、これを歪みの部分に用いるとドライブ感が減るそうです。これをよしとしなかったんでしょうね。

かなり考えられているなぁ・・と感じます。・・・僕はまだなにもできないので・・・笑

KLON CENTAURのレイアウトご紹介

先ほどは回路図をご紹介したのでレイアウトはさくっとご紹介します。

KLON ケンタウロスのレイアウト

 

このレイアウトでKLON CENTAURのコピー(クローン)を自作されている方は多いようで、非常に信頼できてかつ見やすいレイアウトで感動しております。

レイアウトを見てみると、チャージポンプが1044に変わっている!!笑 さっきあんなに気にしてたのに・・・笑

ということで、1044でいいことがわかりました。が、MAX1044は耐圧が10Vしかないのでご注意を。安定化されていないアダプターではアウトです。

 

で、何と言っても注意してみてほしいのが、トゥルーバイパスでないところです。

トゥルーバイパスには3DTPスイッチという9ピンのものを利用しなくてはならないのですが、この回路図には6ピンしか載っていません。しかし、間違いではありません。これが、KLON CENTAURの醍醐味、バッファードバイパスなのです。

 

しかし回路がちゃんと色分けされていてかなり見やすいですね。9Vは赤、バイアスは黄色。昇圧された電圧は紫ですね。他はなんなんだ・・・?笑

黄土色は多分-9Vかな?

KLON CENTAURの材料ご紹介

さて、材料についてご紹介していきます。今回は結構パーツが多いのでご注意を・・!

抵抗等にも少し指定があったのでそれも含めて書いておきます。

メタルフィルム抵抗

  • 1.5k 2つ
  • 422k 1つ
  • 2k 1つ
  • 4.99k 1つ
  • 392k 1つ
  • 12k 1つ

カーボン抵抗

  • 100k 4つ
  • 10k 2つ
  • 560R 2つ
  • 1M 1つ
  • 27k 4つ
  • 15k 2つ
  • 1k 2つ
  • 47k 1つ
  • 1.8k 1つ
  • 4.7k 1つ
  • 68k 2つ

コンデンサ

  • 0.1 1つ
  • 0.047 1つ
  • 390p 1つ
  • 0.068 1つ
  • 0.15 1つ
  • 0.18 1つ
  • 0.0068 1つ
  • 820p 1つ
  • 0.018 1つ
  • 0.33 1つ
  • 0.0039 1つ

電解コンデンサ

  • 1μF 5つ
  • 1μF(タンタル) 1つ
  • 47μF 2つ
  • 4.7μF 3つ

ダイオード

  • 1N34A 2つ
  • 1N4001 2つ
  • 1N4742 1つ

その他

  • IC TL072 2つ
  • IC MAX1044 1つ
  • 可変抵抗 10kB 2つ
  • 可変抵抗 100kB 1つ
  • フットスイッチ DPDT 1つ

以上ですかね!

結構パーツが多いので気をつけてください!

 

さて、のっていた回路図のパーツ使用を考えて、抵抗はメタルフィルム抵抗(金属皮膜抵抗)とカーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)を分けて書いておきました。

そしてコンデンサについてですが、フィルムコンデンサも電解コンデンサもPanasonicのものを使っていると書いています。

フィルムコンデンサではECQシリーズ、電解コンデンサではSUシリーズを利用しているようです。(大体としてはMシリーズというものがあるみたい。)

可変抵抗にも指定があって、カーボン製じゃないとだめみたいですね。まぁ、普段使っているのは大体カーボンだと思いますけど。笑

 

いつもフットスイッチとかは書いていないのですが、今回は指定があったので書いておきます。フットスイッチの指定はCarlingの316Pですが・・・高い!

安くても一つ1,200円とかします。これは・・まぁ他のを使っても良いかも・・・笑

念のためもう一点、ダイオードは1N34の代わりに1N60でも使えます。(音の変化はどの程度あるかわかりませんが・・・)

まとめ

ケンタウロスと言えば自作界でも王道中の王道だったと思うのですが、これまで書いていなかった事が不思議・・・単純に作るのがめんどくさかっただけかもしれないですが・・・笑

一応ここまで書いたので、自作はいずれしてみようと思っています。どこまで実物のパーツと揃えるかは考えますけど。笑

 

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