ギター・エフェクターの自作、レビュー等の情報発信ブログ

Bass BB Preamp自作!ギターで使うとほとんどディストーションでした。

最近ベース用のエフェクターも作りたいなとは思っていたのですが、僕はベーシストではない。

なのでベースのエフェクターって善し悪しがわからないんです。でもなんか興味あるなぁ・・・と思っていた時に依頼を受けたのがBass BB Preampでした。

Bass BB Preampはこいつ。

なんだ色違いじゃん・・・と思ったら全然音違います!

ギターでも使える歪みだったのでぜひ参考にしてください。

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Bass BB Preampを自作しよう!

そもそもBB Preampとどう違うのか。

まず、根本的にBB preampとどう違うのか。いや、歪みが全く違います。笑

BB preampは個人的な感想でいうとダンブルに近いTS系サウンド。キンキンしないけどクリーミー?っていう感じのエフェクトです。

それに対してBass BB Preampはマーシャル系サウンドです。

ディストーションに近いかもしれない。まぁ、マーシャルアンプのフルゲインまでは歪みませんが、オーバードライブとしてはかなりゲインの高い方だと思います。

 

で、回路を見てみるとやはりかなり似ているので、各ツマミの効き具合とかは結構似ています。ゲインは12時以降ではあまり変化しないという部分とか、Toneがブーストよりの効き方をするとか。

でも音としては完全に違う。Bass BB preampの方が音の幅は広くて、キンキンした歪みからローゲインの歪みまで幅広く使える印象です。僕はBB preampよりこっちの方が好きかも・・・

Bass BB Preampの回路図は?

さて、自作にすすまないと。

ということで、今回のBass BB Preampの自作のレイアウトって出回っていないんですね。なので回路図を探してみました。

見つけた回路図はこちら。→Bass BB Preampの回路図

 

ふむふむ、こちらをみ見て思う事として、BB Preampと回路図がかなり似ている!という点。

ちなみにBB Preampの回路図がこれですね。

BBpreamp

回路図構成は一緒ですね。定数はところどころ違いました。あとはクリッピングが違っています。1N4148の2連の対称クリッピングとかいうのかな?

ということで、考えました。

これ、BB Preampのレイアウトを使えば良いんじゃね?

 

はい、ということで今回はレイアウトはBB preampのものを採用してやりました。

Bass BB Preampのレイアウトについて

さて、Bass BB Preampのレイアウトを公開・・・といきたいところですが、先ほども言ったようにレイアウトはないので、BB Preampのレイアウトを参考にします。

→BB Preampのレイアウト

さて、まず回路図を見比べて

bass-bb-preamp-2

相違点をまとめると下のようになりました。

bass-bb-preamp-1

電源部はなんか変化ありますが、音には関係ないのでは?ということでBB preampのもののままでいきます。

 

で、それをレイアウトに反映させるとこんな感じ。

bass-bb-preamp-3

でも、忘れていました。

これ、2つあるレイアウトのうち下の方が使えるんだった・・・まぁ、そんなことは気にもせず、下のレイアウトと上のレイアウトを見比べて作りました。

Bass BB Preampの材料について

材料はすべてBB preampをベースに考えていきます。

抵抗

  • 47R 1個
  • 220R 1個
  • 1k 5個
  • 4.7k 4個
  • 10k 8個
  • 19k 1個
  • 33k 1個
  • 47k 2個
  • 100k 1個
  • 470k 2個
  • 1M 1個

 

抵抗はいつも通りカーボン抵抗を使いました。

ここで金属皮膜をわざわざ使う意味もないので、カーボンで十分でしょう。

コンデンサ

  • 51p 1個
  • 150p 1個
  • 0.022μ 1個
  • 0.033μ 2個
  • 0.01μ 2個
  • 0.22μ 1個
  • 0.1μ 1個

小容量コンデンサは積層セラミックを、あとはフィルムコンデンサを使いました。51pFのコンデンサはなかったので47pFで代用しました。

電解コンデンサ

  • 1μ(無極性) 2個
  • 10μ 5個

10μFの電解コンデンサは他のエフェクターにもよく使うのでまとめ買いをしておいても良さそう。

 

 

その他の部品

  • ダイオード1N4148 4個
  • ダイオード1N4007 1個
  • トランジスタ 2SC1815 2個
  • オペアンプ TL072 2個
  • 可変抵抗 50kBカーブ 2個
  • 可変抵抗 1MBカーブ 1個
  • 可変抵抗 100k2連Bカーブ 1個

その他はもうお分かりでしょうか?1N4148はクリッピングに使うダイオードで、1N4007はレイアウト上の真ん中らへんにあるダイオードですね。

電源の赤い部分とGNDの緑をつないでいるのでわかるかな?

完成系はこちら

ドン

bass-bb-preamp-5

これはノブを付ける前ですね。

中身はこんな感じになっています。

bass-bb-preamp-4

なんか収縮チューブで覆われているものは1N4148の2連のクリッピングダイオードですね。

あとは問題なさそうかな?ノブを付けたらこんな感じになりました!

bass-bb-preamp-6

良いですねぇ・・・

まとめ

ベース系エフェクターは初めてでした。Q tripperは自作したことありますが、しっかりとようとがベースと決まっているエフェクターは初めて。

でも自作してみたら結構ギターでも使えるエフェクトで面白い!制作依頼をいただけて嬉しかったです。

あ、そうそう、ちなみに今回からハンダ吸い取り線を卒業してハンダ吸い取り機を導入しました!

これが結構いいんだな・・・いつもハンダ吸い取り線だと何個も買わなきゃいけないし、基板をいためるので・・・おすすめです。

Bass BB Preampも!ぜひ試してください!!!

 - Bass BB Preamp, ベース用エフェクター , , ,

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